DIYリノベの続き | 家づくりのこと | スタッフブログ | あかりホーム大阪支店｜枚方市でパッシブ設計の新築分譲・注文住宅・全館空調標準

こんにちは。

里村です。

前回の続きです。

残置物を処分していよいよ解体工事へ入っていきます。

 

築70年の間には色々リフォームしたり改築したりした形跡が見られます。

内壁は竹小舞と言って細い竹を編んで下地をつくり、その下地に土壁を塗って仕上げる古くから伝わる伝統的な工法で造られていました。

もともとは和室で柱が見える真壁造りだったのですが、その上から2重、3重に壁が張ってあり壁を剥がすだけでも3回の仕事が必用です。

当然、解体処分費用も2倍3倍とかかります。処分する為の運搬も一人でやった為、解体だけでもかなり時間がかかりました。

前回の記事に書いた嫌な予感のした部分です。

壁を剝いでみるとよくわかったのですが途中から完全に柱がなくなっています。

ここまで完全に浮いている状態はなかなか見る事はないです。

その隣の柱も上部がかなり傷んでいるのがわかります…。

この家は3階建てでこの柱がある面は2階部分です。

3階の荷重を支え切れているのか非常に怖くなりました。

 

向かって一番右の柱の写真。

実はこの柱も完全にお亡くなりになっています。

UP写真

結果から書きますと2階外壁（道路面）の柱は全て朽ちており、

いつ倒壊してもおかしくない状態でした。

この時は本当に貧乏くじを引いた気分で落ち込んだのを覚えています。

次回、この建物がどのように倒壊せずに建っていたのか推論を書いてみようと思います。

 

 

 

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